備品の置き方に危険を感じる

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相談員の観察(気づき)

【相談内容】

どこの階にもオープン式の棚が有り、キッチン側は日用品等が使用しやすいように配置されているが、利用者の通路側の棚に様々なもの(トイレットペーパー、ティッシュ箱、スタッフの手荷物、新聞等)が置いてあることが気になった。

【相談員の対応】

報告書にて、災害時の落下物にならないよう、相談員の所見として報告した。
改善の見られない階もあったため、相談員の引き継ぎの時に引き続き観察することを依頼した。

【施設の対応】

スタッフの間でも問題になっていた点でもあり、改善していきたい。
上の棚は、軽いものを置き、重いものは他の場所に移された。

【改善状況】

相談員の引き継ぎで、引き続き対応したため、施設もより良い対応として、落ちないように強度の強いゴムを使用して棚全体を効率よく配置された。

【相談員の感想】

それぞれの階のスタッフの考え方が違うので、すぐに整頓して対応する所と、なかなか改善されない所とで、随分差があったが、取りあえず、重いものの配置が変わったので安心した。
施設全体の徹底には、根気強く言い続けることが必要だと思った。

解説・ポイント

自分がやりやすいように配置したりすることは、日常生活では当然のことと思われているが、それは自分以外の人が使用しない場合や、使用する者が自分たちの行動だけで完結する場合であって、他の人が関わる場合には却って不便さなどを生じることにもなる。介護サービスの場においては、介護スタッフの都合に合わせた行動がしばしば見られる。利用者が自分の力をきちんと発揮できるように留意し、少しでもサービス環境を利用者に対応できるようにして自分でも行えるように配慮することは施設においても介護の基本であるが、介護スタッフが待つことができない、効率的でないなどいろいろな理由で、一方的な介護サービスになってしまうことが少なくない。設備調度品のあり方や備品、介護用品などの配置の仕方などで、施設の介護サービスについての意識、考え方、利用者に対する関わり方が見えてくる。
この事例では、介護相談員が施設内の観察により、安全面からとらえているが、その視点から考えることも大切なことである。防災についての認識は、とりわけ介護に関わる者にとっては重要なことである。自分の力だけでは対応できない利用者に対して、環境整備は不可欠である。
しかし、介護サービスにおける基本から考えることはもっと大切である。この施設では、介護スタッフの意識の差が見られるが、介護相談員からの報告が改善へ向かうきっかけになったが、意識改革は組織的に取り組まなければならないものである。安全面からの視点だけでなく、介護の考え方について問題意識を深めることが重要である。

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