入浴時脱衣籠に脱衣と共に入れておいた時計が紛失した。
即刻担当ヘルパーに報告した。
利用者が通所リハビリの方でありバスから降車する際に持ちものを点検していないので本当に持って来たかどうか判らない。紛失したものか?と利用者の訴えを疑問視している
当日の主任ヘルパーと一緒に現場の様子を捜索したりしたが判然としない、職員のカンファレンスを行って今後の対処方法等話し合っている。
その後も通所の方の降車時の点検等は行っていない。
※ 通所には余分な金銭、物品を持参しない様に指導している。
スッキリと改善、解決したようには思えない。
通所型サービス利用にあたっては、紛失、物忘れ、錯誤、盗難などに配慮して、現金や貴重品、腕時計などを持参しないようにしている施設は多い。認知症ではなくても、勘違いや物忘れなどで利用者同士の関係も悪くなることがあるからだが、お財布を持っていないと「何かあったら不安」だとかで、お財布などを持参している人もいて、施設も対応しづらいことがある。
通所サービスが自分の意向に合っていなかったり、その日、自宅などに気にかかることがあったりすると、時刻を頻繁に見られるように自分の腕時計を身につけておきたいということは理解できる。持ち物制限は、利用者の意向に左右されることが多い。報告では、降車時の所持品確認について述べているが、もし、望ましくない所持品(金額)であった場合は、どのように対処するのだろうか。施設で預かるのだろうか、それとも、利用者本人にそのまま管理させるのだろうか。いろいろな場面を想定したり、利用者それぞれの事情などに対応した扱いは、施設としては簡単に結論を出せないだろう。
それだからといって、対応を保留することは好ましいことではない。家族が送迎の際に立ち会っているのなら、家族にも確認したりすることや、施設で所持品の確認だけでも行うことは、可能だろう。
また、管内の通所サービス事業所の連絡会、懇談会などで話題として提出して、他の施設の対応について聞くことも可能だろう。事務局に働きかけて、それらのとりくみを施設に求めることも考えられるだろう。