認知症の人が多く、普通の会話ができない。日中、趣味を楽しむ時間もない。リハビリもない。自分も認知症の仲間入りしそう。
介護保険の開始前には、入所者がデイサービスに参加していた。入所施設の隣にデイサービス施設があるので、入所している人も日中はデイサービスを利用できないか、施設と交渉。
介護保険制度では費用的に不可能。入所者にもいろいろな行事を行っている。
入所施設と通所施設では役割が違う。提供されるサービスは似ていても、同じではない。併設されている通所施設を利用できないかという発想はわかるが、「以前はやっていたから、いまもできるはず」は適切ではない。むしろ、入所施設で日常をどのように過ごしているかに焦点を当てるべきだ。
身体機能の向上を図るには、リハビリだけが有効なのではない。リハビリ以外にも、生活機能の維持向上をすすめる方法がある。入所施設は、利用者の状況に合わせて、どのようなサービスを提供しているのか。利用者の生活の目標に向けて、どのような手段をとっているのかみてみよう。