ポータブルトイレを使う姿が丸見え

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【相談内容】

自分はトイレに行けるが、ポータブルトイレを使用している人が、手を洗っていないのが気になる。カーテンがなく、使っている姿が丸見えなのもいやだ。自分の名を出さずに話をしてほしい。

【相談員の対応】

後日、相談員の感想、質問として施設へ話す。

【施設の対応】

手が洗えない点はやむを得ない。食事のとき、おしぼりを配布する。カーテンはつけると見えなくて何かあったら困る。しかし、他人の目もあるので、何か方法を検討する。

【その後】

ベッド周りのカーテンはまだない。

解説・ポイント

介護サービスの目的が正しく理解されていなければ、利用者の基本的権利も理解されず、無視されてしまう。介護サービスを利用して、生活における課題を改善するのではなく、施設入所が目的となっている人が多いと、サービス事業者は「預かっている」意識が強くなる。家族に説明しているから利用者の了解は不要という姿勢の事業者だと、なかなか問題解決につながらない。

このような事業者の場合、相談員が後日、自分の「観察」による質問として話したことは適切だったが、事業者の対応は遅々としてすすまないことが予想される。本質的な問題が大きければ大きいほど、表面的な出来事に対して相談員は「質問」を重ね、事業者の認識を改めさせなくてはならない。

相談員が繰り返す「質問」が、利用者の生活を支援するサービスに転換していくことにつながることを心にとめておこう。また、事務局との対応を検討することが必要だ。

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