ポータブルトイレを使用した後、すぐに洗浄してもらいたいが、スタッフに頼めない。
後始末は定時に行われているだけなので、常に居室内に異臭がある。看護師長に要望を伝え、改善をお願いする。
洗浄回数を増やし、排便時にはナースコールを押してもらう取り組みを実施した。
居室内の排便排尿臭は心地よいものではない。ポータブルトイレは居室内で比較的自由に使用できるが、後始末が適切でなければ不快感のもとになる。サービス事業者は、トイレでの排泄の代用であることを認識して、対応することが必要である。
この事例のように、相談員が利用者の気持ちをくんで対応したことが、個別の問題ではなく、利用者全体の問題として考えられるようになることが多い。