リハビリをしたいが、一人で訓練をするとやめてくださいといわれた。でも、職員がついてくれるというわけでもない。機能が衰えないようにリハビリをしたい。
リハビリに対する施設の対応に大きな差を感じ、利用者の要望が叶うように、施設に伝える。
現在、リハビリのできる機能訓練指導員がいない。新しい職員を採用する予定なので、それから考える。
リハビリのできる看護職員が入所したが、リハビリは行われていない。
施設によって対応の違いがあるのには、いくつかの理由がある。
その一つに、事故防止に配慮しすぎて、転倒の恐れがある人の行動を制限してしまうことがある。
しかし、この事例では、施設の種別が理由だろう。特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型医療施設には、それぞれ役割があり、リハビリはどこでも行えるものではない。施設によってサービスが異なることを、認識していない利用者が多いので、リハビリについての誤解が生じる。
入所する際、利用者は自身にあったサービスを得るため、きちんとケアマネージャーに相談することが大切だ。また、入所後も要望をケアマネージャーに伝えることを忘れてはならない。そして、ケアマネージャーは要望を介護サービス計画に反映させなくてはならない。