行事があるとリハビリが中止になるので、代わりの日を設けてほしい。
「リハビリ担当者が考えていると思いますよ」と、利用者に答える。リハビリ担当者に伝える。
なかなか代わりの日は設けられない。待っている人がいっぱいいる。
外部の人も利用しているので、時間を増やすのはむずかしい。
リハビリの不満は多い。その原因や背景をみると、いくつかのパターンがあることがわかる。「リハビリについて利用者の認識が十分でない」「施設によって対応できるサービスが異なることを理解していない」「施設がリハビリプログラムを利用者にきちんと説明していない」「施設が利用者の介護サービス計画を立てていない」などだ。
リハビリは、プログラムに基づいて実施されるので、どのような介護サービス計画をたてられているかが重要になる。あってはならないことだが、もしサービス事業者が漫然と対応していたら、利用者の生活機能の課題は解決しない。
事業者がどのように対応しているのか、介護サービス相談員派遣事務局は、相談員からの報告を整理・確認し、サービス実施状況について、的確に把握することが必要だ。