デイサービスで体操をしているが、車いすなので肘かけがじゃまになって身動きが十分にできない。もっとほかに体操内容がないのだろうか。
施設に伝える。『シルバー介護リハビリ体操』『指回し健康体操法』のビデオを購入して見てみる。販売元に問い合わせをしたり、インターネットで調べたりする。介護サービス相談員仲間に、ほかの施設の状況を聞くなどを行った。
職員は現在8名、そのうち5名がパートである。その人員のなかで、とくに朝は利用者の身体状況のミーティングで時間一杯、日中も入浴介助等で忙しくて暇もないのが現状である。体操に関する勉強会はないが、希望に沿える体操があるかどうか一度調べてみたいと思う。
介護サービス相談員が予備知識をもって対応することは大切である。また、相談内容の解決方法を検討することも重要だが、利用者の心身の状況は個々に異なるので、具体的な体操を利用者に示してはいけない。
この事例は、体操云々ではなく、利用者からこうのような声が出ることの背景が重要である。他の場面でも問題が生じている可能性がありそうな事例である。利用者、職員の観察を心がける必要がある。