入所者は食事用テーブルの席が決まっているようだが、ショートステイの人はどこにすわったらよいのか誰も教えてくれない。
ショートステイ用のテーブルの設定をしてもらうよう、施設に要望した。
食事介助の必要な人もあり専用のテーブルを決めるのはむずかしい。
施設入居している利用者と異なり、ショートステイの利用者は短期で家庭に戻るから、いちいち対応するのはむずかしいというサービス事業者が多い。
だが、このような事業者の姿勢が問題である。
この事例は、食事の席を問題にしているが、専用の席を設けていなことが問題の本質ではないと考えられる。食事の席を教えてくれないということは、生活の日課や活動についても同様の問題が生じていないかをあわせて考える必要がある。
ショートステイを定期的に利用しているからわかるだろうとか、見ればわかるだろうという職員の認識であれば、施設入居している利用者にも適切な対応がされているか疑わしい。
介護サービス相談員は食事以外ではどのような状況かを見て、ショートステイ利用者に対する事業者のサービス内容、対応の確認が必要である。