トイレがひどく汚れている

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70歳代 男性、要介護度3、車いす使用、特養(入所6カ月)

【相談内容】

トイレがいつも汚れている。今日はとくにひどい。施設に言ってほしい。

【相談員の対応】

すぐにトイレを見に行く。便器には便がてんこ盛り、床には尿のしみが何重にもなっている。

【施設の対応】

すぐ対応する。業者を入れようかとも考えている。

【事務局の対応】

報告後、施設に対して注意指導等を行った。

【改善状況】

業者は入っていないが、やや改善されている。

【相談員の感想】

施設の意識の低さが根本にある。訪問するたびに居室に異臭があり、毎回、施設に伝えている。今後も言い続けたい。

解説・ポイント

トイレは、施設での生活を快適なものにするために欠かせない要素であり、施設のケアを観察するうえでも重要な基準のひとつとなっている。
おもなポイントは、まず、利用者にとって安心して気持ちよく排泄できるようになっているか(安全面・衛生面・プライバシーへの配慮など)、そして、利用者がトイレで漏らしたり、後始末などに失敗したとき、すぐに対応してくれるか(接遇面など)などが考えられる。
なお、一般的に施設のケアを観察する際の基準となるのは、玄関、トイレ、食堂、調理室の4つだといわれている。この4つを基準にすると、ほぼ施設のケアのレベルがみえてくる。
この事例の場合は、事務局を通して、施設への改善指導を根気よく続けるしか方法はなさそうである。

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