エレベーターがひとつしかない

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70歳代 男性 特養

【相談内容】

居室が2階で、食堂と風呂が1階のため、3度の食事のたびに、1基しかないエレベーターの前で30~40分も待たされ、さらに食堂でも30~40分待たされ、待ち時間が長く苦痛。

【相談員の対応】

施設の担当者に報告。ハード面の改善要求であり、すぐには実現しないと思い、少しでも苦痛を軽減する工夫をお願いした。

【施設の対応】

創設時、車いすの利用者を想定していなかった。費用的に負担が大きいので、改善は困難である。

【改善状況】

訪問して3年になるが、改善はしていない。

解説・ポイント

利用者がエレベーターの前で30~40分も待たされるというのは、どう考えても異常な状態である。まず、このような施設を認可した行政の責任が問われるべきであろう。

この事例は、介護サービス相談員の力量で解決できる範囲を明らかに超えている。すみやかに介護サービス相談員から事務局へ報告し、行政の介入による改善指導に期待する。

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