部屋の入口がカーテンのため、部屋のなかを荒らす人がいる。ときどき引き出し(とくに衣類)が荒らされるので、入口をドアにしてほしい。
プライバシーが守られないことはつらいことであり、「これから役所に行って事務局に連絡しておきます」と伝えた。
改善する意向は大いにあるように思えた。
直ちに施設に連絡。
全室にドアがついた。
ドアはついたものの、(?)手足が変形している相談者にとって、ドアを開けるのが思いのほか大変だったとのこと。その後も部屋荒らしはやまなかったようだが、これまでよりはプライバシーが守られたのではないかと思う。
(?)
相談員の感想に「ドアを開けるのが思いのほか大変だった」とあるが、いったいどのようなドアをつけたのだろうか。たとえばドアのノブひとつとっても、レバー式、グリップ式、あるいは自助具でグリップをつけられるものなどいろいろある。
全室にドアをつけるのであれば、利用者一人ひとりの状況に合わせて、ノブにももうひと工夫ほしかったと悔やまれる。これでは、せっかくの改善の意味が半減しかねない。