カーテンがドアになったけど

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70歳代 女性、要介護4(リュウマチにより手足に重度の変形)、特養 入所5年3カ月

【相談内容】

部屋の入口がカーテンのため、部屋のなかを荒らす人がいる。ときどき引き出し(とくに衣類)が荒らされるので、入口をドアにしてほしい。

【相談員の対応】

プライバシーが守られないことはつらいことであり、「これから役所に行って事務局に連絡しておきます」と伝えた。

【施設の対応】

改善する意向は大いにあるように思えた。

【事務局の対応】

直ちに施設に連絡。

【改善状況】

全室にドアがついた。

【相談員の感想】

ドアはついたものの、(?)手足が変形している相談者にとって、ドアを開けるのが思いのほか大変だったとのこと。その後も部屋荒らしはやまなかったようだが、これまでよりはプライバシーが守られたのではないかと思う。

解説・ポイント

(?)
相談員の感想に「ドアを開けるのが思いのほか大変だった」とあるが、いったいどのようなドアをつけたのだろうか。たとえばドアのノブひとつとっても、レバー式、グリップ式、あるいは自助具でグリップをつけられるものなどいろいろある。
全室にドアをつけるのであれば、利用者一人ひとりの状況に合わせて、ノブにももうひと工夫ほしかったと悔やまれる。これでは、せっかくの改善の意味が半減しかねない。

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