一人でしか風呂に入った経験がない。80歳になってほかの人と一緒に入るのはイヤだ。また、男性職員が入浴介助をすることも嫌い。
施設に要望を伝えた。
個人浴の大切さをミーティングで話し合ったばかり。要望に対応するため、女性職員の介助に変更する。
個人浴と2~3人の仲良しグループでの楽しい入浴ができるようになった。
入浴人員については、利用者一人ひとりの要望に応じるのが理想的だが、実際は思うようにできない部分もあると思う。
施設でも個人浴の重要性を感じていたところに、タイミングよく利用者から 「一人で入浴したい」という要望が出されたため、すんなりと要望が受け入れられ、個人浴と少人数ごとの入浴というかたちになった。施設の問題意識と利用者の要望とがタイミング的にあった例である。