入浴の時、からだを自分で洗いたい。職員に洗ってもらうのがイヤで、入浴回数を週1回程度に減らしている。
連絡会議で相談した。 本人の了解を得ていたので、施設に相談内容を伝えることにした。
さっそく相談した利用者の入浴回数や入浴拒否の内容などを確認し、後日、職員会で話し合いをした。
入浴の前に、まず、今日は自分で洗うか、それとも職員が洗うのかを聞き、本人の意思を尊重するようにした。また、後日、本人から 「自分でできる範囲は自分で洗うというように変わった」と聞いた。
1. まず、介護サービス相談員が本人の了解を得て相談内容を施設に伝えていること、また、施設側も本人の意思を尊重して改善に取り組み、「自分でできる範囲は自分で洗う」ように変えていったことが評価できる。
2. 自分でできることまで職員がしてしまうことは、介護のやりすぎでもあり、廃用症候群につながり自立支援の介護にはならない、という視点を介護サービス相談員はもっていなければならない。そのためには、その人の何ができそうか、できるか、できないかを常日頃から観察しておくことも重要である。