週3回、送迎を受けながらデイサービスを利用している。1日の日課は、入浴、昼寝、おやつタイムなどで、なんとなく時間が過ぎていく。歌ったり、おしゃべりしたり、からだを動かすゲームなどをする時間がもっと欲しい。
施設への伝達を約束した。
当施設では、利用者の身体状況(要介護度)に応じたサービス提供を実行しており、希望があれば随時変更していく考えである。
レクリエーションでは、とにかくからだを動かさなくてはいけないと考えているサービス事業者が多い。反対に、入浴や食事などの時間がほとんどを占めていて、レクリエーションが少ない場合もある。
プログラムは画一的でなく、利用者それぞれの状況に応じて提供されるのが基本だが、利用者の心身の状態やこれまでの生活習慣により、受けとめ方もそれぞれ異なる。
しかし、この事例のように、利用者の気持ちと提供されているサービス内容に差があるのなら、たとえサービスが十分考慮されたものでも効果的ではないので、利用者の気持ちを伝えるこは重要である。
また、デイサービス利用にあたり、ケアマネジャーやサービス担当者からの内容説明が適切だったか、利用者が理解して契約したかについては配意しておくことも大切だ。
そもそも、利用者が選択して利用できるプログラムが用意されているのか。現状のデイサービスのあり方を根本から問い直すといった問題を含んでいる相談である。