訪問時、車いすに力なく座り、ずり落ちそうになっている利用者がいた。職員に聞くと、暴力的になるので薬を与えたとのことだった。
薬の与え方が極端な感じがしたので、 「薬が強すぎるのでは」と伝えた。 (?)
1カ月後の訪問時には、普通に元気ですごしていた。医師に相談して、薬を減らしたとのこと。
以後、この施設ではこうしたケースは見ていない。
(?) 介護相談員が気づいたことについて、施設に疑問を投げかけ、施設として別の対応のしかたはないかを引き出すようなニュアンスで伝えているところは評価したい。
薬が強いか弱いかは、看護や介護の経験者なら判断できるかもしれないが、一般の人にはなかなか見極められない部分がある。
「薬が強すぎるのでは?」といった不用意な発言ではなく、「薬が原因ということはないですか」くらいで、話を進めていくとよい。