ケアプランの内容については家族には知らせてもらっているが、家族からはなかなか教えてもらえない。自分も内容を知りたい。
経費はいくらで、誰が払うのか。ショートステイの規則はどうなっているのか教えてほしい。
ケアプランについては、ケアマネジャーと話し合い、ケアマネジャーに要望を伝えた。
経費・規則については、施設の相談職員に対応をお願いした。
ケアプランについては、ほとんどがケアマネジャーから家族への説明というかたちで行われ、利用者本人にはあまり行われていない。今後、元気な利用者から説明義務を果たしていきたい。
経費・規則等については、家族には「ショートステイのご案内」というパンフレットを渡して説明したが、利用者本人には説明していなかった。その後、利用者本人に家族を交え、わかりやすく説明した。
ケアマネジャーがデイサービスの部屋で、何人かの利用者と話している姿を見た。
相談者と家族に、あらためて入所期間、料金、入所規則について説明。相談者の不安は解消された。
利用者はケアプランについて、ほとんど興味や認識がなく、あまり説明への要望もないため、説明義務が果たされていないのが現状。書類の郵送や家族への説明で終わらず、利用者へも同じように説明してほしい。
サービス事業者の不手際はあるものの、それ以上にケアマネジャーが役割を果たしていないことが最大の原因となっている。
本事例では、相談員は相談を受けて的確な対応をしているが、もともと入所時にケアマネジャーがきちんと説明していれば、このような問題は起こらなかったはずである。
このような事例では、相談員としては、まず、ケアマネジャーと連絡をとり、利用者に再度説明を行うよう伝えることが重要である。