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介護サービス相談・地域づくり連絡会

自分でトイレに行きたい

自分でトイレに行きたい

【相談内容】

いま、おむつをしているけれど、ベットをもう少し低くしてもらえたら、
自分で車いすに移乗して、自分でトイレに行けると思うが。

【相談員の対応】

職員に伝えたのか尋ねたら、介護をする人はベッドが高いほうががいいのではないかと思い、なかなか言いだせないと話す。「ポータブルでも、おむつははずしたほうが気持ちいいでしょう?職員に話してみようか?」と聞くと頷かれたので、早速職員に伝える。

【施設の対応】

利用者は、いままで要望などを口にすることがなかったので施設側は驚いたが、本人の意思を尊重し、早速、取り組めるよう検討した。

その後

半年ほど前に褥瘡ができ、化膿がひどいので、褥瘡が完治してから、本人の意志を尊重して取り組むことになった。

解説・ポイント

利用者とサービス事業者の「橋渡し」が適切にすすんだ事例である。

よい施設といわれ、職員もサービス向上に取り組んでいる事業者でも、利用者は思っていることをいい出せないのが現状だ。職員が「意外」と思ったほど、この利用者は自分の思いを表面に出さない人だったのだろう。それだけに、相談員に自分の気持ちを伝えたというのは、よほどのことだったと考えられる。

今回、相談員が「ポータブルでも、おむつははずしたほうが気持ちいいでしょう」と利用者の気持ちを「代弁」して利用者に伝え、確認したことは大切なことだ。サービス利用の際、自分から意思表示することが大切だと利用者自身が気づいたのは大きい。

また、事業者は、利用者が自分の意志表示ができるように配慮し、環境を整えなければならない。しかし、事業者自体がどんなに努力しても気づかないことも多い。そこで、相談員が利用者と事業者それぞれに、「気づき」を促し、「排泄」問題だけでなく、利用者の意思を尊重したいという事業者の姿勢を、さらにすすめることにつながった。