水分補給は十分なされているか
【相談内容】
鼻腔チューブにしているが、水分補給は十分行われているのか。
【相談員の対応】
職員に水分補給の時間・補水量を尋ねる。
【施設の対応】
3回の食事、早朝、夜8時に水分補給し、一日1,500~1,800㏄となるように心がけている。
解説・ポイント
水分補給は利用者の身体機能維持にとって不可欠である。ゆえに、家族の関心も高い。食事なども含めての必要な補水量は一日1,000~1,500mlだが、利用者の生活日課や心身状況により異なることを理解しなければならない。
この事例では、利用者は療養型医療施設に入所中であるから、水分補給は配慮されていると推察できる。しかし、このような相談があることは、水分補給以外にも疑問があると推測できる。利用者への直接的な関わりが十分されているか、食事摂取介助、排泄介助や身体清拭が適切か。相談を受けたら、そのほかの点についても目配りしよう。