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介護サービス相談・地域づくり連絡会

介護相談員と仲よくすると職員に無視される

介護相談員と仲よくすると職員に無視される
60歳代女性、要介護5

【相談内容】

介護相談員と話すと楽しくなるが、帰ったあと職員から無視される

【相談員の対応】

施設の相談員に、「もし、そんな職員がいたら、寝たきりの人などはたまったものではない」と、きちんと指導してくれるよう伝える。

【施設の対応】

指導員から職員に対する指導があったかどうかは不明。

【その後の状況】

その後も状況は改善されず、私たち介護相談員が帰った後おむつ交換をしなかったりなど、ひどい対応を受けていた。私たち介護相談員もずいぶん努力したが、改善はむずかしかった。

【相談員の感想】

途中で他の施設へ異動になり、訪問することもできなくなったが、いつも気になっている。

解説・ポイント

この事例を「職員の質の問題」のみでとらえてしまうと、介護相談員として活動を続けるうえで大事なことを見落としかねない。職員にとって、介護相談員という存在がどのように受けとめられているかを考えなければならない。
職員の態度はたしかに問題ではある。一方で、介護相談員も「職員に言えないことがあったら、なんでも私たちに言ってね」と強調しすぎていないだろうか。その結果、利用者と職員が直接向き合って話し合うべきことも、向き合えなくしてしまう危険性がある。介護相談員はこうしたことも念頭において、自分自身の活動を振り返る必要がある。
介護相談員の役割は、利用者の苦情・悩み・要望などをすくいあげるだけでなく、利用者が職員になんでも言えるような状況をつくっていくために、その仲立ち役を果たすことである。
介護相談員が介在しなければ、利用者と職員のコミュニケーションが取れなくなるのでは本末転倒である。そのことを、相談員自身がみずからの活動を振り返るなかで、再度、確認する必要がある。

「途中で他の施設へ異動になり、訪問することもできなくなった」とあるが、後任の介護相談員に対してはきちんと引き継ぎを行い、その後も同様の問題が起こっているかどうかをみていく必要がある。
その経過を介護相談員同士の意見交換会などで報告し合い、状況を確認していくことも忘れてはならない。