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介護サービス相談・地域づくり連絡会

徘徊の対応がたいへん

徘徊の対応がたいへん
家族より

【相談内容】

徘徊の対応がたいへんだ。ちょっと目を離すといなくなる。家族全員がヘトヘトになってしまった

【相談員の対応】

徘徊感知機器の貸し出しをすすめた。ケアマネージャーの説明により、機器は自宅から100m範囲しかわからないと思い込んでいて、利用していなかった。事務局に機器の性能を確認し、多少の誤差はあるが、何キロ離れても居場所は判明することを伝え、申請することに。また、事務局へケアマネージャーの福祉用具の性能確認の徹底と、的確なケアプランの作成を要望した

解説・ポイント

ケアマネージャーが最新の福祉機器の情報を得ることは、ケアマネジメントの基本であるから、配慮を求めることは必要だ。とくに徘徊がある場合、家族は不安を少しでも軽減したいので、便利な機器がないかと相談してきた際には、適切に対応をしなければならない。だが、徘徊の原因や理由を理解しなければ、行き先を把握する、徘徊を減少させることはむずかしい。

家族がたいへんだ、便利な機器があるという理由で、ケアプランへの組み込みを要求するのは、適切な対応とはいえない。徘徊は本人の状況について的確なアセスメントが求められるので、情報提供はしてもそれ以上のことは控えたい。